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ナイフの製作のきっかけは、暇つぶしによくゆく好きな東急ハンズに男の休日
”ナイフメーキング講座”という冊子が置いてありこれを見たのがはじめである。ナイフ製作の作業は、
バンブーロッドメーキングと同じで作業するための工具が必要で、その工具を作るところからはじめた。これまで、何本か作成したが最近は作業をしていない。
ナイフを作成する楽しみは、自作のナイフでアウトドアーで魚をさばいたり、木を削ったり
して実用に使用しているが。日常、携帯するのは下記のような規制があるので注意が必要です。
Knife Making Process | |
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1 ナイフのパートの名称 | 7 熱処理 |
2 ブレードの鋼材 | 8 熱処理後の研磨 |
3 ナイフのデザイン | 9 ハンドルの作成 |
4 外形削り出し | 10 刃つけ(完成) |
5 ブレードの削り出し | 11 シースの作成 |
6 ブレードの研磨
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銃砲刀剣類所持等取締法による規制
本来、武器として製作され、殺傷能力も高い刀剣類(例えば刀や剣など)については、)については、教育委員会の登録を受けたもの等を除き、所持することが禁止されています。
一方、包丁、ナイフ、はさみ等の刃物は、仕事や日常生活を営む上での道具として必要なもの
であることから、所持禁止にはなっていませんが、理由なく刃物を外に持ち歩くなどして携帯
する行為は、人の生命、身体に対する侵害を誘発するおそれが高いので禁止されています。
刃体の長さが6センチメートルを超える刃物携帯の禁止
銃砲刀剣類所持等取締法第22条 は、刃体の長さが6cmをこえる刃物については、「何人も、
業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」と定め、これに
違反した場合は2年以下の懲役又は30万円以下の罰金を設けています。
詳しく知りたい方は、左記のHPを見てください。
1.ナイフのパートの名称(シース・ナイフ)
シースナイフ
ナイフは、ブレードを折り畳むことができるフォールディング・ナイフと、ブレードが
固定されているフィックスドブレード・ナイフに分類される。フィックスドブレード・ナイフは、
アウトドアーなどで利用する場合、牛革等で作ったケース(シース)にいれて携帯するのでシースナイフと呼ばれている。
2.ブレードの鋼材 3.ナイフのデザイン
2.ブレードの鋼材
4.外形削り出し
ブレードを削り出すためには、ナイフの外形をブレードに
ケガキ線を引きます。一般的には
ケガキ線がはっきりわかるように塗装(青タック)をします。しかし、素人は、外形がわかる
ようにブレードにマスターをズレないようにあて線がわかるように引ければいいと思います。
多少のズレはヤスリで削るときに調整すればよいと思います。
(写真は、アルミ板を使用しています)
@ブレードにマスターを固定し外形の線を引く。
A外形線に沿って3mmくらいのドリルで穴を開けてゆく、穴は多くあるとカナノコで切断する
ときに楽です。一緒にピン穴、ソングホール、捨て穴もすべて2mm程度のドリルで穴を開けます。
必ず、ドリルには切削オイルを使ってください。
B外形の切り出しは、カナノコを使って切り出します。または、ブレードが
固定できればジグソーを利用することもできます。
今回は、万力に2x4材を固定し、そのうえに穴のあいたブレードのピン穴,捨て穴を利用して木ネジで固定し、さらに万力自体をCクランプで固定してジグゾーで切り出した。切り出す場所により何回かネジ止めを変更した。
Cマスターを合わせながら外形をヤスリで削り形を整えます。
5.ブレードの削り出し
<事前の準備>
6.ブレードの研磨
ヤスリがけの面を綺麗に仕上げるために、オイルストン、サンドペーパーを使って研磨
してゆきます。
・まずは、オイルストンの#80を使ってヤスリ目を消してゆきます、つぎに#150で#80の
スリキズを消してゆく。
・次に、砥石の傷をサンドペーパーで消してゆきます。平らなものにサンドペーパーを固定して平行
にスライドして傷を消してゆきます。
サンドペーパーは耐水ペーパーの#120、#240、#400、#600、#1000の順にかけ
てゆきます。#2000までかけると鏡面になります。
7.熱処理 8.熱処理後の研磨
7.熱処理
熱処理は、個人ではなかなか温度管理ができないので業者に依頼します。
(参考)八田工業(株) http://www.hatta.co.jp/
8.熱処理後の研磨
熱処理後のブレードは被膜がついており、そのままだとサビの原因になるので、耐水ペーパー
の#400、#600、#800で研磨します。ヘアーラインの研磨は下図のような道具を作
してゆきます。
9.ハンドルの作成
10.刃つけ(完成)
刃つけは、オイルストンの#300〜#500の荒目の砥石を使って研磨してゆきます。
11.シースの作成
シースは、ユザワ屋で牛革を購入して下図のように作成しました。