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BAMBOO ROD

バンブーRODの製作は、雑誌でバンブーロッドメイキング(喜楽)を見たのと、神田の櫻井釣具店で昔に作成したバンブーロッド(ハーディに輸出)のブランクを購入してつくり始めたのがきっかけです。 その後、2000年にレオンよりプレーニングフォームを購入して、現在まで約20本くら いのロッドを作りました。また、友人に誘われて始めたカワハギ釣りも面白くなり、残っていたト ンキンをつかってバンブーカワハギ竿も5本ほど作成しました。 製作の簡単な工程と使用した材料と工具について紹介します。材料などあまりお金をかけないで制作してみました。

Rod Making Process
1 ロッドデザイン 7 仕上げ削り
2 竹材の購入と竹割 8 接着とバインディング
3 粗粗削り、曲がり直し 9 フェルールの作成
4 節のあわせ方 10 コーティング
5 荒削 11 リールシートの取付け
6 火入れ(油抜きの処理) 12 ガイドの取付けとラッピング

1.ロッドデザイン

作成を始める前に、どんな渓流で、どんな魚を釣るのかイメージしてロッドの長さフライライ ンの重さなどを参考にロッドのテーパーを決めてゆきます。しかし、テーパーの計算は素 人には難しく、有名なロッドのデータなどを参考に制作します。

.....参考データ.....

  長さ→ 7ft3inc(87inc) 形状→ 2本つなぎ   ライン→ DT3/4

inc     0    5   10   15   20   25  ・・・  70   75   80
D     0.074 0.090 0.103 0.121 0.136 0.147 ・・・  0.271 0.296 0.299
D/2   0.037 0.045 0.052 0.061 0.060  0.074  ・・・ 0.136 0.148 0.150


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 2.竹材の購入と竹割

竹材は、竹表面の繊維質が細かく密であることから中国のトンキンケーンを使用するのが一 般的であるが、真竹や淡竹で作成するプロもいるようです。ちなみに私はプロではないので、 つるや釣具店のしみがある1本2千円のトンキン(レオンさんに3千円のサンプル材があるそうです) を購入したりして作成しています。釣りの腕も未熟なので2千円のトンキンでも機能的 には遜色なく十分です。

 さらに最近、ホームセンターのコーナンで中国からの輸入竹材を見て トンキンと表面の繊維密度,節間40cmなどが変わらない(汚れや割れはあるが素人目に見て)ようなので、 1本360円(2.4mX径45/50mm)を購入して、2本作成してみた 7ft6inc,#3の仕様で作成し、忍野でテスト30cmニジマスなど、フィーリングも悪くなく釣れました。 コーナンロッドと名づけました。

竹割は、ナタで4等分しドライバーの先を研いだ竹割ドライバーで各節に割れを入れ割いてゆきました。 私は、この方法が一番あっているようです。大体8mmの幅で割いてゆきます。たまに、上下の割れが合わな いときがありますが、下図のようにカットしています。写真は、コーナンで購入した中国輸入ケーンです。


  

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3.粗削り、節合わせ

@カットされた竹材は、幅が均一ではないため細めのものはTIipに、太めのものはBat部 につかうようにする。それで幅を統一する為、ナイフなどで多少の幅は削って調整する。 基本的には、竹の根元部分は、Bat方向に、先端側はTip方向に使用する。

A節の合わせは、そのままでは節が集まって強度が弱いので節の位置をずらして使用します。 節は,おおよそ4cmくらいずらします。




B竹は、上の図のカットラインでカットします。もちろん2ピース7ft3nc(221cは、 111cm+αのながさになるようにカットします。カットした竹は、節をずらして並べ替える ので竹に番号を記入しておきます。

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 4.曲がり直し

カットした竹材は、節の部分などで曲がっているので、熱を加えて真っ直ぐになるように矯正する。 特に節の部分にいついては繊維線が大きく曲がっていることがあるので、できるだけ繊維線を真っすぐになるようにする。 まっすぐになっていないと削りのとき繊維線に沿って削られるので曲がっていれば曲がって削られることになる。

曲がり直しは、アルコールランプで節を炙ってやると柔らかくなるので竹の反り具合、曲がりを調整する。

   アルコールランプ      火入れ前        火入れ          火入れあと

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 5.荒削り

曲がりを修正した竹表面の節部分を万力に挟み竹用平ヤスリを使い平に削る。
Bat、Tip部分の根元の太さの約1.25倍(例4mm→5mm)の太さで、ストレートに荒削りする。

私は、荒削り様のフォームとカンナを自作(下の写真参照)して使っています。






ストレートに削ったあと、深さをディプスゲージで測りプレーニングフォームのネジで深さを調節 します。スタンレー601/2で大体10%増しの深さまで削ります。プレーニングフォームの両面を使って削ります。

私のプレーニングフォーム  PUSH&PULL 133CM 11スクリュー

プレーニングフォーム ディプスゲージ カンナ   601/2(荒削り用)   右91/2(仕上げ用)

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 6.火入れ(油抜きの処理)

荒削りした竹をバインダーを使ってタコ糸でバインディングします。
バインダーでなくてもきつく縛れれば問題ありません。
下の写真は自作したバインダーです。充分つかえます。




バインディングされた竹を油抜きのために火入れします。熱処理のオーブンは、ステン レスのパイプを使って下図のようなオーブンを作成しました。火はキャンプ用の小型のガス バーナーを使っています温度は、160度〜180度くらいで、Bat部が4、5分加熱して、反対に 入れ直して同じ時間加熱します。Tip部は3、4分加熱し同じように反転して加熱します。 火加減はなかなか難しく油抜きの状態や乾燥の状態で竿が曲がって戻る反発に影響するようです。

自作オーブン(約1.4m) パイプの中に網を敷いている


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7.仕上げ削り


熱処理のあとは、仕上げの削りですが、まだ、竹の表面は丸みが残っている為、フォームにぴった り入らないためスクレイバープレインで表面を削ります。真ん中の写真が自作のスクレイバープレイン です。また、そのとなりが利用しているマイクロメーターです。



仕上げ削りは、スタンレーの9 1/ 2のカンナを使って、左右の面を交互にフォームの面まで削ってゆきます。カンナのは刃はよく研いでください。マイクロメーターでこまめにサイズを測り調整する。 最後は、カンナを滑らす程度で削ってください。

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 8.接着とバインディング

接着剤は、KR接着剤、TG接着剤などがあります。わたしは、TGを使用しています。 白色液の本剤(50g)に硬化剤(10g)を入れてよくかき混ぜます。

新聞紙の上に、マスキングテープを3ヶ所貼りそのうえに削り上がった竹を下図のように番号順 に並べて貼り付けます。そして、たっぷり接着剤をハケに付け塗ります。塗り終わったら貼り合わせ、タコ糸などで仮止めします。この状態では真っ直ぐになっていないので新聞紙の上でゴロゴロ転がしまガリを直します。 ついている接着剤は拭き取ってください。そして、次にバインディングをします。乾燥は24 時間させます。

乾燥後、曲がりやネジレをドライヤーなどで修正します。表面は、接着剤でコチコチに固まっ ているので#240くらいで研磨します。


  

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9.フェルールの取り付け

フェルールは仕様に合わせてニッケルシルバー製を購入するのが一番ですが高いので真鍮で作成しています。真鍮管の肉厚0.5mmで直径3、4、5、6、7mmのサイズのものを用意します。 Bat部の先端、Tip部の元のサイズに合わせてフェルールを作成します。



このフェルールに合わせて、Bat部、Tip部のフルールを装着する形状を以下の図のように加工する。 この加工は、真っ直ぐに加工しないとフェルールを装着したときフェルールが斜めになり、RODが曲 がることがあるから慎重に。フェルールの接着は、エポキシ系の接着剤(2液性)で接着する。




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 10.コーティング

 ROD仕様の記入

コルクグリップの2〜3cm先から記入します。長さ、ラインNO,制作日付、名前など。



記入するインクは、コーティングする液によりますが、ウレタン系のニスであれば水性インクのペンを使用すればにじまないでしょう。

コーティング

コーティングは、ウレタン系のニスを使って塗装します。綺麗に仕上げるためには薄く何度も塗 ることが必要です。プロはブランク全体がニスに浸るドブ漬けで塗装するようですが、素人はニス も少なくて済み、均一に塗装できる下図のような方法で塗装しています。

プラ容器とフタを以下のようにカッティングして、容器とフタの間に生ゴムのシートをはさんで 真ん中にピン穴を開け、容器にニスをいれ穴にブランクの細い方を通し、上にゆっくり引き上げます。


                    


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 11.リールシートの取り付け

コルクグリップはレオンさんで購入したものを使用します。コルクグリップの先端にはハトメ を接着します、またグリップとリールシートのあいだにもハトメをいれています。コルクグリップの 穴はブランクの太さと同じか少し小さくしておきます。接着は、エポキシ系接着剤で、ブランク側に 糸を巻いて糸に接着剤が絡むように塗ってグリップ、リールシートを入れて接着します。



リールシートとスペーサー

リールシートは、リング&ポケットタイプのものを真鍮パイプの外径18mmで作成しています。 スペーサーは、もくもく(新木場の木材店)で、かりんのコブ材、タイガーメイプル、紫檀、黒檀 などの端材を買って整形してしています。下の木工旋盤で加工しています


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 12.ガイドの取り付けとラッピング

最後に、フェルールの接合部分、トップガイド、スネークガイド、ストっ7ピングガイドとフック キーパーにラッピングして、糸止め液を塗り、液だれしないようロッドを回転させるロッドドライ ヤーにかけエポキシ塗料を塗り、乾燥させます。


ガイドとガイドに糸を巻くときの糸巻き

    
自作ロッドドライヤー 10回転/分 シンクロモーター使用
     
自作ロッドドライヤー 6回転/分 扇風機の首振りの回転を利用
     

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